ある一族のお話 【第二部】

 

数ヵ月後、凛子は無事出産を終えた。崇禅寺家の二女誕生である。

名前は沙耶と名づけられた。

 

それから6年のち――

 

来年には36を迎える凛子の肉体は、衰えること無くますます妖絶に変貌していった。

出産後も体形は崩れず、上から95-59-87の見事なプロポーションを維持している。

これは本人の努力以外に先天的遺伝性のせいでもあった。

崇禅寺家は代々、女系家族の伝統があった。優勢遺伝はほぼ全て女性に伝わり、男性は

種を存続させるタネ付けでしかなかった。

歴史の古い家柄ゆえ封建、閉鎖的になる。外部からの接触や融合を嫌い、

自然と身内同士で婚姻を結ぶことも至極当然のように行われてきた。

 

見渡す限りの私有地の一角に構えた1600坪の広大な敷地の地下2階に、

新たにつくられた第6寝室で今夜も剛三と凛子が嬌声をあげている。

殺風景なコンクリート打ちっぱなしのやけに広い部屋だ。

ツンとしたすえた臭い。

―――ギシッ ギシッ ガタッ

部屋の中央に置かれた金属パイプで組まれたベッドが壊れんばかりに揺さぶられていた。

「うおっ ああっ ああっ おうっ!!」

声をあげて喘いでいるのは剛三のほうだ。両足をばたつかせ、括られた両手に拳が握られている。

男が女を犯すように、今そこで起きているのは女が男を犯している光景でしかなかった。

四肢をベッドの4つ角に拘束ベルトで縛りつけ、凛子が馬乗りで責めている。

騎乗位で剛三の逸物を上下にストロークさせ、粘膜で表面を盛んに刺激さす。

パンッ パンッ パンッ パンッ ・・・・・・・・・

あぶらののった凛子のヒップが落とされるたび、激しく剛三の太ももとぶつかる音が生まれ

両者の汗が四方に飛び散る。

「あがっ おおっ おうっ!!」

快楽で剛三は顎を反らしてのけぞった。あんぐりと分厚い唇を半開きにして黄色い歯を覗かせている。

凛子のなかは二人目を生んだとは思えないほどである。

殆ど以前と変わらず締め付けは抜群だった。

仰向けで自由を奪われながらわずかに動く腰を凛子にあわせ、より結合を深くしようとする。

今回、凛子は焦燥感に煽られていた。来年の誕生日までに三人目を妊娠せねばならないのだ。

代々のしきたりで、その年齢をすぎても懐妊しない場合一家から絶縁されることになっていた。

凛子は、前々から夫の遅漏が気がかりになっていた。

相変わらずの常人でない大きさのペニスは彼女を何度も喜ばせたが、このところどうも

射精するまでの時間が長すぎる。ときには一回も精を放つこと無く朝を迎えることもあった。

「はあっ はあっ ああっ あなた・・・どおっ? イキそう?」

毛むくじゃらの少し贅肉の増えた胸に置いた両手に力をこめ、剛三の乳首の周囲にツメをたてる。

「ぐっ ううっ もうすこし・・・だ・・・おおうっ」

丹田に集中させる。しかしなぜか剛三は精を放出しようとはしなかった。並みの男子ならば

数分ももたないであろう凛子の膣の緩急の効いた収縮に耐えている。

剛棒を子宮口まで飲み込んだかと思うと次の瞬間には腰がせりあがる。

内陰唇に表面を纏いつかれながらふたりの体液で塗りたくられた陰茎が現れたときは

性豪の剛三でさえ身の毛もよだつほどだ。

凛子も心得ていて腰を落とす時は緩やかに、上げるときは纏いつきの効果を狙って

急激に引き上げる。そして先端で抜けそうなぐらいの位置でピタリと止め、また子宮深く納める。

「ああっ ああっ もうっ ・・・」

「おうっ いいっ いいよっ ・・・」

行為を始めて2時間あまり。やがて両者に限界が来た。いつの間にか掻き毟られた剛三の胸に

いく筋もの赤い爪痕が出来ている。

「おう!」

びゅうっ!!

リミットを越えた剛三が一声をあげると精を噴いた。腰を深々と落とし受け止める凛子。

肛門がキュッと絞まる。

「ああ・・・たくさん出てる・・・」

じっと目をつむり、夫が出し切るのを待つ。

やがて最後の一滴まで搾り取ると恍惚とした表情で目をあけた。眼下には

肩で息をした夫がいる。

凛子の形相が変わった。まるで般若の顔だ。

「まだ届いてない!! まだよ・・・まだ!」

カウボーイがかかとの滑車で馬の横腹を蹴るように

剛三の硬くしこった乳首を捻り上げ、再度奮い立たせようとした。

「おうっ」

最も弱い箇所をひねられ萎える暇も与えられない。肉壷の中で

自分のモノが意思とは関係なく膨れ上がるのが、嫌というほどわかった。

「――はあっ・・・お、オンナはね・・・アノ瞬間って自分でわかるの・・・・よ・・・あうっ」

元通り剛三の陰茎が最大限に勃起すると凛子は一言口走り、猛然と腰を動かす。

 

結局その夜は空砲を撃つまで計7回、凛子に付き合うことになった。

 

ホームへ戻る  目次  <<  >>

風俗 デリヘル SMクラブ