―――――ピピピピピピピピピ...

ラボの無菌室に起床のアラームがいっせいにこだまする。

M16も前夜の余韻に少しばかり酔いながらむくりと起き上がった。

いつものように白い錠剤を規定量だけのみ込み、真っ白なワンピース型の施設着に着替えると

B実験室へと急いだ。

入室パスを入力し、中に入ると既にメーカーから届けられたメスの検体が医療用特殊ベッドに

セットされていた。手首が頭上でひとつに結わえられ、両足首もそれぞれ黒革の拘束具で

うつ伏せで腰を高く掲げてM16を待っている。短く刈り込まれた灰色のシャギーが

スレンダーな体形と相まって、中性的な容貌を呈していた。

「おはよう。早かったわね。」

ベッドの脇の端末テーブルの前に座り、けだるそうに入力作業をしていた所長が

くるりと振り向き挨拶をする。

「オハヨウゴザイマス。」

少しもじもじしながらたどたどしく返す。

いつもの白衣に医療用サンダルといういでたちでM16の両肩を持ち、検体の向かいのベッドへと

導くと、所長はすばやく手足を拘束してしまった。

「――あのメスとヤれるとでも思ったの?甘いわね・・・アンタはここでその太くて汚いモノをおっ起てて

見てるだけよ!」

冷酷に言い放つ。

「ええっ?そんな・・・」

思わず嘆願したがもうどうすることも出来ない。

 

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