検体の体は氷のように冷たかった。背骨や腰の辺りからモーターによるかすかな振動を
ほっそりとした背中越しに感じる。
ただ、躯体を覆う皮膚の感触や外観はかぎりなく人間に近い。呼吸もするようになっており
僅かに小さな息遣いが感じ取れた。
「休んでる間はないわよ。次の体位で同じ測定するから準備なさい」
F6にディルドゥで責められ、軽く達した所長が腰に手を当てて言い放った。
髪の毛は乱れ、白衣の前をはだけてベッドの脇に立っている。
カチッ
言うや否やどこかで音がした。メス検体を固定している金具が外れる音だった。
ヴヴヴヴヴ・・・・・・・ヴ―――ン
これまでずっとバックスタイルだった検体が徐々に起き上がる。M16はさらに下へとずり落ちた。
膝を崩した状態で、顔をこちらに向けた。同様にマヌケな恰好で座り込んでいるM16を
赤い瞳で見据える。
ペルシャ猫のような逆三角形の端正な顔立ちであった。灰色のシャギーがよく似合う。
ヂヂ―――ッ ヴヴヴ・・・・
しばらく観察するように瞳を走査させたあと、検体はベッドを降りた。いったい何箇所のアクチュエーターを
使用しているのか、実に動きが滑らかだ。
そして次にM16が、あっと言う間に5人の練習生たちによって同じく四肢を固定されてしまった。
座った状態で足を大きく広げさされ足首のところで拘束バンドによって固定され、
両腕は頭の上でひとつにされ、ベッドに取り付けられた太い支柱に結わえられた。
ベッドは分割式になっており、足側が外された。
丁度、妊婦が婦人科の医師に診てもらうようなかっこうである。
M16はもう抵抗しない。冷たい金属製の支柱にもたれながら
次に起こることをゾクゾクしながら期待している。
「フフフ・・・縛られただけでもうこんなにビンビン・・・哀れね」
腕を組んで真正面に立ちはだかる所長が冷たく見下ろす。
M16のモノは早くも大きく屹立し、先端からキラキラひかるエキスをこぼしていた。
「すごーい!バイブとおんなじかたちだぁ・・・」
ナマでみるのは初めてなのだろうか。
両足の間に小さな体を割り込ませ、F6が目を輝かせて驚嘆する。舌が触れるところまで
しゃがみこんでまじまじとそれを見つめた。
「ああっ」
M16が、僅かに動く腰をもじもじさせる。F6の息が当たったからだ。勃起しているペニスの
すぐ前に、少女と呼ぶには早すぎるラボ内最年少の無邪気な顔があった。
(こんな小さな子供が・・・)
羞恥心の中M16は心の中で疑問に思った。が、立ち上がったF16の股間に
生体バイブが刺さっているのを目の当たりにし、先ほどの疑問は吹っ飛ぶ。
(そうだ・・・ここはラボだ・・・彼女らは練習生でボクは被検体・・・それだけだ)
などとボンヤリ考え事をしていると、ペニスの先端に何かがあてられた。
F6のバイブだ。刺さっている根元を左手でおさえ、右手で先を持ちながらピトピトと擦りたてている。
「――フウン・・・」
第二ラウンドが始まった。
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