姉妹は学校の制服のまま連れ立って長い廊下を歩き始めた。

母屋の入り口を左に曲がると下に下りる階段がある。20段ほどの階段を下りると左右にくねくね曲がる一本道になった。

分かれ道は無いので迷うことも無いだろう。

「昨日言ったと思うけど、叔父さんどうしてるかわからないのよ・・・」

「ふうん・・・」

やがてふたりはそれらしい部屋の扉の前に着いた。優実が壁の読み取り機にカードキーを通す。

プシッ・・・と空気が抜ける音がし、扉がぐらりと半開きになった。重い扉を開け中に入る。

叔父の隆志はまだ生きていた。眠っているようである。映像で見たままの状態で縛り付けられていた。

「うっ・・・」

優実は改めて見るその姿に眉をひそめた。

こんな状態で何年も生き続けていたとは信じられなかった。

肘、膝のところで切断され金属の保護キャップを被せられた実父。肉のカタマリがまな板にのっている・・・そんな感じだ。

しかしその体躯はセイウチのように大きい。その重みで木製の寝台はところどころ割れが生じ、微妙にしなっている。

肌の色から健康状態は良いようである。腕にたくさんある穿刺の痕は定期的に行われる点滴のものだろう。

「パパのとおんなじものついてるね?」

沙耶が無邪気に叔父の股にかけより、だらんと垂れ下がっているモノを見てひとこと言った。はっと顔を上げる優実。

「そ、そうね・・・そりゃあオトコだもの・・・」

久々に見る父親の巨根を見るとほかの事はどうでもよくなった。萎えてはいるがかなり大きい。ごくりと生唾をのみこむ。

その時叔父の目がカッと開いた。姉妹のほうに顔を向ける。

「フフ・・・目が覚めて?・・・パパ」

「ぐう・・・があ・・・」

口を開いたがまともに喋られない。長い監禁生活で声帯が退行したらしい。

「うう・・・ぐう・・・」

歯並びの悪い口を精一杯ひらくが何を言っているのかは不明だ。

「久しぶりに遊びに来たの。この子・・・姪の沙耶よ?・・・今日は沙耶と3人で遊びましょ・・・フフ・・・」

数年ぶりの少女の匂いに刺激されたのかピクリと反応し始めた陰茎を淫らに眺めながら、優実はぺろりと舌なめずりした。

 

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